3人のスターの一角「軌道修正機能」のご紹介。

スター「軌道修正機能」が目指す姿

経営を動かす現場の意思決定の要。それが軌道修正機能、ポイントガード。
目標から逸れた時、何が悪いのか、何をすればよいのか。現場の軌道修正を行う役目。常に前を向いて現場を導く、そんなスターを定義しました。ポイントガードという名称はバスケットボールのポジションから取りました。ポイントとは得点という意味ではなく線路の分岐点を表します。司令塔であり軌道修正役という意味を込めました。

会議は踊る。されど意思決定は進まず。

様々な企業様をご支援していると弱いと感じるのが意思決定の場面です。
なんらかの会議体はどの企業でもありますが、いつも通りなんとなく集まる。いつもどおり悪い実績で上司の叱責を終わるのを待つ。周りはノートパソコンを広げてメール確認などの内職を行う。ある程度叱責が済んだら当人の「次は頑張ります」宣言を聞いて、次の部署に移って繰り返し。忌憚のない意見というから実際に言ってみたら「それだから甘い」と余計に叱責を受ける。軌道修正を行う場とは到底言えない会議が多いと実感しています。
経営陣や管理職のストレスを発散する場なのか。それとも貯めこむ場なのか。

テレビ報道も似た光景があります。国政、行政に関するコーナーを見ると、問題・原因など過去を振り返る時間は多く割かれますが、行く先を語られる時間は少ない。コメンテーターがひととおり政治家を叱責したあと上手くまとめて次の話題に移る。知りたいのは政治に関わる人間ドラマではなく、この先どんな選択肢があってどんな未来が起きうるかではないでしょうか。
会議も同じです。問題点や犯人探しはほどほどに、この先どうする?という話こそ時間を割くべきでしょう。

ストレスという暗黒面に惑わされ、足踏みしがちな意思決定の機能を、強制的に前を向くように、マネジメントの仕組みにポジションとして設置します。

弊社サービスで築き上げるもの

業務の視点① 意思決定の場再構成

不要な会議は削る。一方で必要な会議はどんどん時間を割く。業務改善で有名なECRSの原則(無くせないか、一緒にできないか、順番を変えられないか、簡素化できないか)を活用しながら再構成を行います。変わらない過去をいつまでも眺めない。前に向いて何をすべきか、みんなで知恵を出し合う。そんな熱い場を増やしていきます

業務の視点② RPセッション

「情報流通機能」の記事でもお話しました、レイルマン機能から提供される事実、仮説の検証を行います。自らの足で現場を歩き回り、何が問題か、何を考えるべきか様々な妄想を行い、意思決定の精度、スピードを高める。意思決定側から欲しい情報をどんどん精査し、レイルマン役と実現方法を模索する。そんな場を設置します。

意思決定テクニックの実践

意思決定、軌道修正といっても、いくつかのテクニックは必要になります。「論理思考はじめの一歩」でも少々触れた論理思考、特に情報整理の仕方、「会議が大宇宙戦争」でも触れた会議内容の見える化など。座学では無理です。知識と行動のギャップが埋まるよう弊社が寄り添って実践的にサポートしていきます。少しずつじっくり慣れて自分たちのやり方を確立していきましょう。

会議のやり方を改善するならば、研修サービスや書籍で十分間に合います。様々な企業が素晴らしいサービスを提供しています。
ただ、目標達成力の向上を目指す場合、会議のやり方だけにメスを入れても効果が薄いと考えます。目標を繋ぐ仕組みがあって、現状を把握する仕組みがあって、それらが支えとなって軌道修正する意思決定の仕組みが出来上がって、はじめて目標達成に向けた車輪が回りだします

誰が担うと良いか

目標の規模、難易度、組織の成熟度によりますが、個人、チーム、会議体の形態を柔軟に検討していきます。経営会議だったり、営業定例会議だったり、係長だったり。
前向きに色々アイディアをワイワイ出し合う場を形成したいので、誰でもウェルカムの開けた場がいいかもしれません。スターというより星団といった方が良いですね。